視聴前からとんでもない悪評を聞いていたため、かなりハードルを下げて視聴したがあっさりとその下を潜られてしまった。見終わった後残ったのはただただ悲しい気持ちだった。
「クソ映画でも楽しめるぜ!」って人にもおすすめしません。虚無です。
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- ストーリー
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- 苦痛度
- 5
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- 映像
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- 演技
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- テンポ
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評価:
原作ミュージカル劇「キャッツ」は未視聴です。
「キャッツ」の概要
あらすじ
満月が輝く夜。若く臆病な白猫ヴィクトリアが迷い込んだのはロンドンの片隅のゴミ捨て場。そこで出会ったのは個性豊かな “ジェリクルキャッツ”たち。ぐうたらな猫、ワイルドな猫、お金持ちでグルメな猫、勇敢な兄貴肌の猫、不思議な力を持つ長老猫…。様々な出会いの中でヴィクトリアも自分らしい生き方を見つけていく。そして今宵は新しい人生を生きることを許され る、たった一匹の猫が選ばれる特別な夜。一生に一度、一夜だけの特別な舞踏会の幕が開く―。
出典:Amazon.co.jp: キャッツ(字幕版)を観る | Prime Video
出演・監督・ジャンル等
- 出 演 :フレンチェスカ・ヘイワード,ジェームズ・コーデン, ジュディ・デンチ, ジェイソン・デルー
- 監 督 :トム・フーパー
- ジャンル:ミュージカル
- 上映時間:109分
- 国 :アメリカ・イギリス合作
- 制作年 :2019年
以下「ネタバレ」あり。
「キャッツ」ひどい…どうしてこうなった
虚無なストーリー展開 無限に続くキャラクター紹介
都会のごみ捨て場に1匹の子猫が捨てられて、先住猫たちが取り囲むところからストーリーは始まる。そこから様々な猫たちが自己紹介形式のミュージカルを行うのだが、とにかく多い。
新しい猫が出てきてはそいつが主役のミュージカルをお披露目、終わればまた新しい猫が現れミュージカルを…の無限サイクルを見ているだけ。それが1時間以上も続く。地獄だ。
全く特別感のない「年に1度の舞踏会」
そうした自己紹介ミュージカルを通じて「ここにいる猫たちはジェリクルキャッツ」「1年に1度舞踏会が開かれ、1匹だけ天上に上り生まれ変わる」ということがわかるが、ひたすらミュージカルが続くので全く舞踏会に特別感がない。
いつの間に舞踏会始まってたの?それまでのミュージカルと舞踏会で行うミュージカルに違いはなく、あくまで劇場でミュージカルを行うか否かしか感じられなかった。全てのミュージカルが同じような力の入れ様なため、いまいち「年に1度の特別な舞踏会」という雰囲気はない。
そもそも舞踏会で一番に選ばれたいような欲求を持った猫が悪役マキャヴィティぐらいしかいない。他の猫達が「舞踏会」に必死になっていないように見えるため、いまいちストーリーに張りがない。
単調でつまらないミュージカル
そして延々と続くミュージカル、これがつまらない。
妙に盛り上がりに欠ける曲ばかり。例えばディズニー映画におけるミュージカルパートはしっかりと盛り上がる曲が多い。この作品のミュージカルは「そろそろサビかな?」と期待させておいて急にトーンダウンする。ギア3速に入れてよし加速だ!と思ったらすぐ渋滞で減速させられるような感覚。
原作ミュージカル劇「キャッツ」が世界的に大成功したのはこのミュージカルシーンが魅力的だからだろう。しかし映画「キャッツ」のミュージカルには魅力がない。
ミュージカル映画でミュージカルがつまらないというのは絶望的である。
魅力のないキャラクター
立て続けに自己紹介が続くせいか、一匹一匹を深掘りすることができず、その結果キャラに魅力がない。キャラクターの成長であったり、心変わりであったり、そういった変化や展開はほぼ見られない。
生理的に気持ち悪い演出
ゴキブリを食べるシーンやデブネコが股をおっぴろげて股間をかくところ、わざと吐いてゲロで攻撃するところ等、生理的に気持ち悪い場面がある。
人間型のゴキブリを食べるシーンは、本物のゴキブリよりも何か来るものがあった。苦手な人にはかなりきついシーンである。
【余談】「キャッツ」のビジュアルは上映中に修正された。
前評判で散々言われていた猫たちの見た目は意外と気にならない。
なんでこんなにビジュアルでボロクソ言われているんだ?と思ったら、上映当時、あまりにも評判が悪かったため、CGを修正したものを上映期間中に差し替えたとのこと。そのため、今視聴できる「キャッツ」は気持ち悪さ軽減版である。
最後に
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- ストーリー
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- 苦痛度
- 5
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- 映像
- 3
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- 演技
- 4
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- テンポ
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評価:
見終わった後ただただ悲しい気持ちになった。ただのクソ映画であれば、出来のひどい部分を笑いながら見れた。
しかしこの映画は違う。
役者やCG、曲、全てに力が入っている。しかしただ退屈なのだ。全てに全力を出したにも関わらず、見ていてつまらない。また聞きたいと思う演目がない。
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