もうちょっと面白くできたと思う。
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- ストーリー
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- マックス天使
- 5
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- 映像
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- 演技
- 5
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- テンポ
- 4
評価:
「エスター」の概要
あらすじ
この娘、どこかが変だ。その“正体”が見えた時、世界中がショックに震えた。
エスター – 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarks映画
出演・監督・ジャンル等
- 出 演 :ベラ・ファーミガ, ピーター・サースガード, ピーター・サースガード, CCH・パウンダー, アリアーナ・エンジニア
- 監 督 :ジャウム・コレット=セラ
- ジャンル:サスペンス, ホラー
- 上映時間:123分
- 国 :アメリカ
- 公開年 :2009年
以下「エスター」のネタバレあり。
「エスター」感想①ストーリー展開がイマイチ
本作のストーリーは、養子として受け入れた女の子「エスター」が、9歳とは思えぬ言動や問題行動を起こし、家庭が段々壊れていく…という展開なのだが、もう少し怖くできたのでは?と思ってしまう出来だった。
エスターのキャラクターがいまいち
エスターのキャラクターに一貫性がなく、よくわからない。
まず、孤児院にいたときのエスターは、「少々個性的で孤立気味だけど、大人とまともにコミュニケーションが取れる、賢い女の子」だ。そのため、夫婦はたくさんいる子の中からエスターを選び、養子に迎え入れた。
しかし、エスターはその後学校生活に全く馴染めず、ちょっかいをかけてきた同級生を殺そうとして滑り台から突き落とす。人目が付く場所でやったため、被害者の父親が目撃しており、エスターがやったことがバレてしまう。結局、白を切って有耶無耶にはなったが、余りにも短絡的でその場しのぎの行動が目立ち、最初の孤児院での印象と全く異なるキャラクターになってしまっている。
エスターがサイコパスで、子ども達や夫を味方に付けるような狡猾さを持ち合わせるキャラクターであれば、一貫性もあり、ケイトの孤立感や絶望感が増して、より良いホラーになったと思う。
夫が馬鹿すぎてイライラ

このような場当たり的な行動を繰り返していれば、すぐにでも家族から怪しまれるはずだが、ケイトの夫であるジョンはエスターを盲信し、ケイトの言うことを信じない。脚本の都合で夫が馬鹿キャラとなり、やきもきする展開が続く。もっとエスターを賢くすれば、こんな馬鹿キャラを出す必要はなかったのでは?
絵の演出がチープ

また、エスターが描いた絵にブラックライトを当てると猟奇的・エロティックな絵が浮かび上がるのだが、とてもチープな演出で冷めてしまった。エスターの異常性を示すのに、そんな直接的な絵で表現してしまったのは本当にがっかりポイント。
エスターの正体が明らかになっても恐怖に繋がらない
物語終盤、エスターの正体が「実は33歳の精神異常者なんだ」と明らかになるが、「そうなんだ」で終わってしまう。彼女の正体は、エスターの異常行動の裏付けとなるだけであり、それによって怖さは増さない。
むしろ正体が明らかになる前、「よくわからないけどヤバイ9歳児」のほうが怖かったまである。
「エスター」感想②マックスが天使

正直、ホラーとしてはあんまり楽しめなかったが、マックスが可愛すぎて見てよかったと思った。最初のニコニコ顔も可愛いし、エスターのせいで困惑顔をしてても可愛い。マジ天使。
最後に
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- ストーリー
- 2
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- マックス天使
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- 映像
- 2
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- 演技
- 5
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- テンポ
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評価:
基本的には星2評価だけど、マックスが可愛いので星3です。
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