テンポが良く、どんでん返しが多いので飽きずに見ていられます。
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- ストーリー
- 3
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- どんでん返し度
- 4
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- 映像
- 4
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- 演技
- 4
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- テンポ
- 5
評価:
「Search/サーチ」の概要
あらすじ
忽然と姿を消した16歳の女子高生マーゴット。行方不明事件として捜査が始まる。家出なのか、誘拐なのかわからないまま37時間が経過。娘の無事を信じる父デビッドは、彼女のPCにログインしSNSにアクセスを試みる。インスタグラム、フェイスブック、ツイッター・・・。そこに映し出されたのは、いつも明るく活発だったはずのマーゴットとはまるで別人の、自分の知らない娘の姿があったーー。
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出演・監督・ジャンル等
- 出 演 :ジョン・チョー, デブラ・メッシング, ジョゼフ・リー, ミシェル・ラー, サラ・ソーン
- 監 督 :アニーシュ・チャガンティ
- ジャンル:サスペンス, ミステリー
- 上映時間:102分
- 国 :アメリカ合衆国
- 公開年 :2018年
以下「Search/サーチ」のネタバレあり。
「Search/サーチ」感想①WEBを駆使して真相を探るプロセスが気持ちいい
娘が行方不明になったので、WEBを駆使して娘を探す父親のお話。全てWEB画面上の映像のみで演出されており、WEBを駆使して娘の手がかりを探す過程が楽しい。また、懐かしいWindowsXPの画面、FACEBOOKやInstagram等の実在するWEBサービスが出てくるところもユニークだ。
テンポよくストーリーが進み、どんでん返しが多いため、盛り上がりどころが多く、楽しんで見れた。
「Search/サーチ」感想②個人的に好きなシーン
葬儀屋の画像が映ったとき

葬儀屋に使われていた顔が「fish_n_chips」と同じ顔だった時ぞわっとした。「fish_n_chips」のアイコンに使われていた時は何とも思わなかったけど、このシーンは本当に笑顔が不気味に見えた。
親子の絆が深まったシーン
事件前は躊躇して送信しなかった「お母さんも(娘のことを誇りに)思っているよ」という発言を、事件後は送っていることから、事件後は本音を言い合える仲になったことが伺えるのも良いシーンだ。送るまでの躊躇の間もいい味出している。
「Search/サーチ」感想③どんでん返しの連続が楽しめるか否か
本作の難点としては、どんでん返しを意識しすぎていて、ややストーリーに無理がある点だ。娘の死体が見つからないうちに葬儀をしたり、犯人護送中に父親の指示でUターンしたり、”ドラマ”を重視しすぎな傾向がある。
捜査進展の不自然さは「捜査主任が犯人で息子をかばっているため」が理由となるのだが、主任一人だけでこんなにうまく隠蔽できるとは思えない。
視聴中は爽快なテンポで気にならなかったが、思い返すと少しご都合主義なストーリーの粗が目立つ。この点が洗練されていると複数回視聴しても楽しめる作品になるが、本作は1回見て満足する映画にとどまった。
「Search/サーチ」感想④WEB画面のみで進む演出はユニークだが…
この映画の最大の特徴として、WEB画面に表示された映像だけで表現されていることだ。とてもユニークな試みであり、それが評価の高さに繋がっているレビューが散見されるが、面白さに直結しているかというと疑問が残る。
入力しようとした文字を消して、別の言葉を送信する演出は、この映画に限らずよく見るものだ。また、WEB画面を見ている父親の表情は、アプリで表示されていることが多く、受け取れる情報量が普通の演出とほとんど変わらない。
例えば、「WEB画面外で起きただろう出来事を視聴者に想像で補完させて、実は違いました」という叙述トリック的演出、あるいは「WEB画面演出のストーリー上の理由」、「WEB画面を見ている人物が実は…」などの作品構造上でも驚かしてほしい期待があったが、そういった部分がなかったのは少し残念な点だ。
最後に
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- ストーリー
- 3
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- どんでん返し度
- 4
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- 映像
- 4
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- 演技
- 4
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- テンポ
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評価:
テンポが良くて面白く、無条件で他人におススメできる映画。ただ、個人的に心を揺さぶられるようなインパクトはなく、少しストーリー展開に無理を感じたので、★3どまりにしました。
コメント
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